魔鏡通信

それ文は心を映す鏡なれば、徒然なるよしなしごとも己が魂の声なり。 ここに魔鏡とてあやしき鏡あり。胡乱なる作者の心を映じて、 五月蝿なす悪文駄文を吐き散らし、平成の世の禍となす。 これを見る人、酔客の戯れとて一夜の夢に忘れたまうことを願ふ。 臥幽散人記す。

反古のうらがき

クラムボン考

二疋ひきの蟹かにの子供らが青じろい水の底で話していました。『クラムボンはわらったよ。』『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』『クラムボンは跳はねてわらったよ。』『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』 上の方や横の方は、青くくらく鋼はがねのように…

はじまりの賦

最近、趣味(琵琶)の関係で二回ほど文章を書く機会に恵まれたが、いざ書こうと思ってパソコンに向かうと、なかなか文章がすらすらと出てこない。そういえば最近、仕事以外で長文を書く機会ってなかなかないなあと思い、自らの文章作成能力の衰えに危機感を抱…